感染症と乳酸菌

WHOの提言により予防医学が感染症対策として近年注目を集めています。その中でも副作用のない予防方法として、乳酸菌の摂取が非常に効果的である事が様々な研究から実証されつつあります。これは乳酸菌により腸内細菌叢を整えて病原菌の侵入を防ぐことや、腸にある免疫細胞を刺激することで、病原体の体内への侵入に対し素早く免疫細胞が応答し、病原体を排除するためと考えられています。
さらに乳酸菌製剤が、抗生剤を使用することができない腸管出血性大腸菌の予防、治療に有用であるという研究報告が増えつつあります。数ある乳酸菌の中でも乳酸菌エンテロコッカス・フェカリスFK-23菌は特に免疫を高める働きが強いことがわかっています。
致死量の病原性カンジダ菌やヘルペスウィルス、緑膿菌をそれぞれマウスに感染させた実験では、FK-23菌の投与により致死率の大幅な改善が認められました。また最近ではFK-23菌によるインフルエンザウィルス(H1N1型)に対する致死率の改善、ウィルスによる肺炎の抑制をはじめとした予防効果がマウスによる実験で証明されています。これらの実験結果から様々な感染症に対する防御の手段として、FK-23菌に注目が集まっています。