腸内細菌とFK-23

生きたビフィズス菌や乳酸菌を含む飲料を飲んだり、ヨーグルトなどの乳製品を食べると、腸内環境を整えて健康に役立つ、というのは間違いではありません。「生菌」摂取によるメリットとして善玉菌が増えることで、腸内環境が酸性に向けることができます。(腸内フローラの世界を参照)
しかし、単に摂取するだけでは、効果性にデメリット面が生じるケースもあります。それは、ビフィズス菌や乳酸菌は酸に弱く、腸に届く前に胃液の中で大半が死滅してしまうからです。
現在では、胃液や胆汁の酸で死滅させないで、腸の中にビフィズス菌や乳酸菌を送り込む研究が進んでいます。しかし、腸にたどりつけたとしても十分に増殖するのは難しいことには変わりありません。
そこで、乳酸菌エンテロコッカスフェカリスFK-23乳酸菌です。乳酸菌FK-23を特殊加工をすることにより、乳酸菌の菌体内成分が他の善玉菌のエサとなり、著しく腸内の書玉菌を増殖させるということが研究により分かったのです。
ビフィドバクテリウム、エンテロコッカスは100倍以上、ラクトバチルスは1,000倍以上の増殖作用が見られました。O-157・赤痢菌などの食中毒菌の抑制や便秘などの改善に期待ができるでしょう。

 

 
加熱処理した乳酸菌(死菌)のメリットの1つとして、「パイエル板」に働きかけることで、
免疫力を活性化する作用もあります。
「パイエル板」とは、回腸(小腸の下部)に約20~30個存在している免疫機能を司る総合司令所で、体全体の免疫の60~70%が集まっています。腸管免疫の中で「パイエル板」は、最も重要な器官で、腸内に有害な異物が侵入してくると、「パイエル板」は異物の情報を集めて分析し、T細胞、B細胞などの白血球に、異物への攻撃・排除を命令します。
ガン細胞にはガン専門のNK細胞という白血球がいます。
命令を受けた白血球は、異物への攻撃を開始します。これらの免疫機能が24時間休む事なく監視してくれる事で、私達の健康は守られているのです。
「パイエル板」の機能は腸内環境と関わりがあるので、「パイエル板」がいつでも元気に働けるように、意識した善玉菌優位の腸内環境(酸性)を作る必要があるのです。
 
希に、加熱処理した乳酸菌(死菌)を摂取しても、腸内環境の改善がみられないケースがあります。
そのような症状の方は、何らかの理由により、腸内の乳酸菌数が圧倒的に少ない場合です。
善玉菌を腸内に増やすためには、即効性メリットのある「生菌」の摂取、それに対して、「生菌」を更に活性化させ効果を高める目的での「加熱処理した乳酸菌(死菌)」の摂取、この両タイプの働きと役割が異なる乳酸菌摂取のコラボレーションが、腸内フローラのベストコンディションを維持する有効な方法の一つと言えるでしょう。