深呼吸
みなさん、こんにちわ。薬剤師・薬膳アドバイザーのNaomiです。
9月に入りましたね。今年も残すところ、実は4ヶ月・・・
あっという間です。夏生まれのわたしは、暑い暑いいわれながらも、夏が好きなので、やはり夏の終わりには少しばかり寂しさが押し寄せてきます。
秋は秋で、過ごしやすく、食べ物もおいしい季節ですし、紅葉や季節の変化が目に見えやすくて好きなんですけれどね。
とはいえ、まだまだ暑さが残ります。いかがお過ごしでしょうか?
台風の到来も多く、今年もまた各所で記録的な豪雨や災害が起きました。みなさまの現在の状況が心配です。
9月1日は「防災の日」ということで、私は今日、所属する薬剤師会の防災訓練(避難所に仮説の診療所を立ち上げて実際に想定訓練を行う)に参加して参りました。
訓練とはいえ、初めての状況にあたふた・・・
実際はもっと過酷であったり緊迫した状況であろうことを踏まえると、もっとイメージを膨らませ、考えられることを考えなければならないと痛感しました。
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さて、熱帯夜続きであったことや、例えば被災した際に心配されることは「睡眠」の不足や質の低下だと思います。
(無理やり話を繋げました(笑))
私自身は、睡眠時間は7~8時間は取らないとダメな達なので、今年は睡眠時間は取れていても、身体の疲れの取れ具合が、やはり寝苦しかったせいか、翌日もなんとなくスッキリとはいかないこともありました。
交感神経が優位に立ち続けていると、どうなるのでしょう?
○そもそも、交感神経とは?
ー交感神経は、自律神経系の神経の一つ。動物や私たちが「活動」するのにあたっては、この交感神経にスイッチが入らないと動くことはできません。
つまり、活動真っ盛りの状況を想像してください。
呼吸は、浅く・早く、
心拍は上がり、血管は収縮(縮む)ことになり、結果、血圧は上がります。
頭は冴え、代わりに内臓などはお休みモードになります。
という状況が、仮に寝ても覚めても続いていたとしたら・・・
身体にとっては、とても負担が大きくなりますよね。
血圧は常に高い状態、内臓へは血流が低下して胃腸の活動は低下してしまうので便秘などになるかもしれません。
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反対に、副交感神経というものがあります。
こちらは、リラックス状態にあると想像してください。
眠たくなり、血圧は低下し、内臓に血流が集結します。呼吸は深くなり、心拍は低下します。
この「交感神経」と「副交感神経」のバランスが取れていることが健康な状態なわけですが、
どうも、眠りが浅いなーと思ったわたしは、
夜に深呼吸を始めました。笑
あとは、お風呂でぬるま湯にはいり、とにかく「緩める」ことを意識します。
マッサージやストレッチなどで、硬直した身体をほぐす。
それはとても必要なことのような気がします。特に、現代の忙しい社会において、毎日戦闘モードで働いている我々にとっては、”意識的に”緩めることは、大切だと感じます。
特別な器具はいりません。簡単にどこでもできることは、
ただただ、深呼吸です。
例えば、仕事中でドキドキしたとき、緊張のプレゼン前、
怒られてドキドキしたとき、急いでいたり、心配事でイライラしたりそわそわしているとき。
必ず、そういうときは、交感神経が優位になっています。
余計な力が入ったり、呼吸が浅くなっているはずです。
そういうときこそ、「ひといき」おいて・・・とは、このことなんだろうなと思いますね。
いつもリラックスする必要はありません。むしろ仕事中はアドレナリンは出さないと良いパフォーマンスはできない。
けれど、終わったら緩める。
吸って、吐く。
インとアウト。
陰と陽。
何事も、相反するものをセットで行うことは、結構大事かも。
と最近改めて思いました。
ゆっくり吐いて、ゆっくり吸う。案外できないので、みなさんもやってみてくださいね!