腎の働きとは?

みなさま、こんにちわ。薬剤師・薬膳アドバイザーのNaomiです。

いよいよ梅雨っぽくなってきましたね。じめっと蒸し暑いシーズンです。

先日、わたしはスイカマラソンに出場し、あま~いスイカを頂いてきました!

梅雨の時期には、水に関するトラブルが出やすい時期でもあります。例えばむくみや頻尿、遺尿感、膀胱炎など。

本来は梅雨は脾(胃腸)と深い関わりのある季節といわれていますが、今日は「腎」について少しお話ししたいと思います。


 

<脾(胃腸)と腎は関係がある?!>

東洋医学からみると、関係がとっても深いのです。

その話をするには、『陰陽五行論』をご説明しなければならないので、今回は割愛しますね。(とっても長くなりますので、またの機会にお話しします)

とりあえず、胃腸の調子が悪くなり、長引くと、腎にも影響が及ぶという話です。

梅雨時期は、脾と関係の深い季節で、脾(胃腸)の調子が悪くなりやすいです。それが長引くと、腎にも影響が起きてきます。

 

<では、「腎」が調子が悪くなると、どんな症状が現れるのか?!>

東洋医学では「腎」は腎臓だけを指すことはしません。

2000年以上前の中国古代の医学書「素問」によると、腎には、「精を蔵す」と書かれています。精=精気、元気ともいえますよね。もちろん、精力があるとか・ないとか、いうまでもなく”精”ですよね。

このように、腎は腎臓だけを示すものではなく、腎臓を含め、生殖器、生育、発育を司る臓といわれています。

では、そのような働きをもつ”腎”が弱くなるとどうなるのでしょうか?

腎の働きが弱った状態の事を「腎虚(じんきょ)」といいます。元気が出ない、精力減退等も腎虚の状態の1つです。
その他に、慢性的に腰がだるい、弱い、というのも腎の弱り、腎虚とみなします。

要するに、下半身を司るといっても過言ではないかもしれませんね。
腎が弱ると、何事にも精力的に行えなくなり、精魂傾ける情熱もなくなっていきます。そして何事にもヘッピリ腰・逃げ腰になります。ですから、忍耐力、根気の力、やり抜く意志、精神力も腎の強弱と関わってきます。

 西洋医学から見た腎臓の働きは、主に血液から尿を生成する器官です。

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 ですので、腎臓の働きが悪くなると、体に溜まった老廃物や毒素が濾されず、それが血液の中にとどまってしまいます。

そうすると、かゆみや炎症が起きたり、酸素などの栄養素が体全体にいきわたりにくくなってしまいます。

透析の患者さんは、腎臓が働かなくなってしまったために、(血液透析の場合)週に3回(一日おき)でその血液の中をキレイにしてから戻す、という作業をしなくては生命を維持できません。

ただの尿を作るところ、というだけではなく、腎臓の大切な働きをご理解いただけたでしょうか?

肝腎要という言葉がありますが、薬もほどんどが、腎臓か肝臓で代謝されます。

ですから、腎臓や肝臓の機能が悪い方ですと、薬が効かなかったり、副作用が起きやすかったりしてしまうのです。

とっても大事な臓器なんですね~!!!

 

さて、ここまでで今回はおしまいです。

今回は、腎の働きについてと「腎虚」についてお話ししました。

この腎虚ですが、実は2種類あるんですね。タイプによって、症状が違います。

次回はそのお話しをしたいと思います。